あの日の後悔を埋めるものはない。
僕が殺してゆく、この事実に僕が殺されていく・・・・。
君の涙さえ拭う事無く。
君を殺してゆく僕を、責め続けていれば、君は戻る・・・・・?
さよならの後
僕はきっと 君に会える事を想って手を振った
何時の日も、君の笑顔の為に生き続けたいと願った夢は、脆く儚い桃源郷・・・。
僕を癒してくれるのなら、君が生きて戻って来てくれる事。
それは、天と地が逆さまになっても叶わない夢だね・・・。
だって。君はもう居ないもの。
君は死んでしまったのだから・・・消えてしまったのだから・・・
愛を囁く事さえもしなかった僕に、君を語る資格もないのだろう。
それでも、この溢れ出す想いを、どうか、どうか、届け……君の元へ。
僕は君を殺しました。
生まれて初めて知った罪は、君を殺してゆく残酷な運命を、僕のこの手が実行してゆく事でした。
僕は僕を殺しました。
君の幸せの為に、僕は自分を殺してゆきました。
過酷な運命を受け容れる覚悟を持たず、僕は心を凍て付かせてしまいました。
僕に貴女を下さい。
僕に貴女の愛を下さい。僕に心を下さい。
出来ないのなら、僕を殺して・・・・・・・・。
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